~1964年の東京五輪、最終ランナーは酒井義則さん~

同窓生の皆さん、こんにちは! 新型コロナウイルスの影響で1年の延期となった東京五輪。大会は開催されるのか?中止・延期になるのか?まだまだ予断を許さない状況ですが、現在、全国で東京オリンピックに向けての聖火リレーが開催されています。今月の「知っとぉ?」は、かつて八高生もランナーとして走った、聖火リレーについてお届けします。


君原健二さんが福島県須賀川を疾走

2021聖火は3月25日福島県のJビレッジをスタート。3月27日には福島県の須賀川市で、メキシコ五輪マラソン銀メダリストの君原健二さん(八幡西区在住)が聖火ランナーを務めました。須賀川市は1964年の東京五輪で銅メダルを獲得した故円谷幸吉さんの故郷。円谷さんと親交が深かった君原さんにとっての「第2の故郷」です。君原さんは盟友の写真をユニホームの下に忍ばせて、57年ぶりの東京五輪に向けて聖火をつないだそうです。


57年前1964年の東京五輪聖火リレーが八幡を疾走


~八幡高校にも保管されている、1964オリンピックのトーチ~
(著作権者:写真家さん、CC BY-SA)

遡ること57年前の1964年、聖火はギリシャから沖縄に到着し、4つのコースに分かれて全国を進みました。第1コースを進む聖火は1964年9月16日、佐賀県に隣接する筑紫野市で福岡県入り。太宰府市、大野城市をリレーして福岡県庁に到着しました。翌9月17日午前8時、福岡県庁を出発して一路東へ。飯塚市の八木山峠を越えてボタ山が並ぶ筑豊地区に入ったのち、進路を北寄りに変えて北九州市へ。福岡県内は106区間147.5kmを2478人(随走員含む)のランナーでリレーしました。沿道の何十万人という熱狂的な声援で迎えられた聖火は、関門海峡を望む和布刈公園に作られた聖火台に点火され、九州最後の夜を過ごし、東京国立競技場を目指しました。


八高生も聖火ランナーとして疾走


~八高体育祭でもオリンピックトーチによる聖火ランニングが行われた~

1964年の聖火ランナーは、全国でおもに地元の高校、大学の陸上部員がリレーを担当しました。八幡高校からも陸上競技部の中距離の選手を中心に聖火ランナーとして選抜され、健脚の生徒たちからなる聖火ランナーチームが聖火を掲げて駆け抜けていきました。そのときの聖火トーチ、ユニホームは今も八幡高校に保管されています。体育祭でも聖火トーチによるランニングが行われました。高度成長期を迎えて、街も人も活気のある多くの人の大歓声の中、高校生が颯爽と走り抜けていく聖火リレーに、元気つけられたことでしょう。


~小倉の東映会館前を疾走する聖火~

2021年は5月12日に北九州を通過予定

2020東京オリンピックの福岡県での聖火リレーは、5月11日・12日の二日間が予定されています。ルートは
【2021年5月11日(火)】
 大牟田市→筑後市→糸島市→久留米市→春日市
 →朝倉市→東峰村→太宰府市→志免町→福岡市平和台陸上競技場
【2021年5月12日(水)】
 築上町→田川市→添田町→飯塚市→桂川町→宮若市
 →宗像市→中間市→福津市→北九州市門司港(関門海峡ミュージアムイベント広場)

北九州市では、門司港の約2Kmの区間でのリレーが予定されています。
門司出身の元バレーボール代表の竹下芳江さん、その他19名のランナーが疾走する予定です。


—————————————
新型コロナの影響で沿道での声援は送れませんが、オリンピック開催に向けて盛り上がっていきたいですね。どんなリレーが繰り広げられるのでしょう。
—————————————


【聖火リレー参考URL】
聖火リレーライブストリーミング
https://sports.nhk.or.jp/olympic/torch/
聖火リレー1964再現プロジェクト
https://sports.nhk.or.jp/olympic/torch1964/fukuoka/
時と風の博物館 昭和あの時
https://www.kitakyushu-museum.jp/resources/3736





掲載されたブログに関する皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。
こちらよりお寄せください。