同窓生の皆さん、こんにちは! 新型コロナウイルスの影響でなかなか移動もできず、帰省してのんびりと実家で過ごすこともできない状況ですが、いかがお過ごしでしょうか。今月の知っとぉ?は、内容が充実してきた北九州市を紹介する公開動画を中心に、北九州の公園をご紹介したいと思います。新しい生活様式のもと、屋外で距離をとって過ごす公園での過ごし方が注目されています。
帰省はできずともバーチャルトリップで1700か所ある北九州の公園のいくつかをご紹介できればと思います。


北九州には、「たこすべりだい」がある公園が11か所ある


「タコ公園~国内最大級も!北九州の公園にはタコがいっぱい!」

みなさんの幼少期には、このタコ公園で遊んだ思い出はありますか?このコンクリート製のタコ遊具は公園に携わる仕事柄、筆者も気になる存在ですが、「たこすべりだい」のビジュアルと迷路のような楽しさは、多くの子どもたちの記憶に残っていることでしょう。

この「たこすべりだい」は、昭和40年に東京都足立区にある新西新井公園に初めて設置されて以来、日本各地に数多く設置されるようになったといわれます。今では様々な理由から絶滅危惧遊具となっていて、現在も市内に11か所もたこ遊具が存在する北九州は、ある意味この「たこすべりだい」の聖地ともいえます。

北九州市では、たこすべりだいがある公園情報を公開しています。
 https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000759428.pdf
全てが1品物で、同じものが2つとないといわれるこの滑り台。たこ公園巡りはいかがでしょう?


市民の声で存続へ、市民が支える公園として20年―到津の森公園―


「到津の森公園~市民に愛され市民と歩む動物園」​

皆様ご承知の通り、「到津の森公園」の前身は西鉄の到津遊園(いとうづゆうえん)でした。しかし2000年(平成12年)、到津遊園は経営不振で68年の歴史に幕を降ろしました。ところが、閉園を惜しんだ市民の声が26万人の署名となって北九州市を動かし、動物園は閉園と同時に市の所管となり、市民の動物園として生まれ変わりました。到津の森公園は、全国でも珍しい「市民が支える公園」として運営が行われています。到津の森公園は2002年(平成14年)4月開園しました。来年で開園20周年を迎えます。

1974年(昭和49年)5月、懐かしい到津遊園地の映像はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=9AVa7LgK5v8&t=9s
懐かしい風景にタイムスリップはいかがでしょう。


「30世紀の森づくり」へ、山田弾薬庫は今では自然公園です


北九州市小倉北区の南西部に位置する山田緑地は、およそ140ヘクタールの広域公園です。 第二次世界大戦から戦後にかけて日本軍や米軍により弾薬庫として使用され、約半世紀にわたって一般の人々の立ち入りが制限されたため、宅地化など開発行為が加わらず森の環境が保たれてきました。「子供の頃に忍び込んだことがある。」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
北九州市は芝生広場や自然観察路を整備して、1995年(平成7年)に「北九州市立山田緑地」として公園がオープンしています。都心近くに自然が取り残された貴重な環境で、四季を彩る植物は528種、多種多様な昆虫は約1400種、野鳥は約108種、哺乳類は17種、両生類・爬虫類は21種、魚類は7種が確認されています。
北九州市では、この森を守り、遠い未来の市民に自然保護の大切さを伝えていくために「30世紀の森づくり」を進めています。 「30世紀の森」づくり、途方もない未来の話ですが、山田緑地では人の立ち入りを制限するエリアを設け、自然の森が育っていく環境を整えています。

公園になる前は?-山田弾薬庫時代とは?-
1934年(昭和9年)に旧日本陸軍が弾薬庫の建設・使用を開始し、1941年(昭和16年)には現在の山田弾薬庫跡地に拡大され、戦前・戦中は旧日本陸軍に、戦後は米軍に弾薬庫として利用されていました。1970年(昭和45年)に弾薬庫が閉鎖された後、この弾薬庫跡地をどのように利用していくのか議論が続きました。1986年(昭和61年)、山田弾薬庫跡地を3分割し、それぞれを防衛庁(現防衛省)・大蔵省(現財務省)・北九州市の3者で管理していくことになりました。

旧弾薬庫の足跡をたどるハイキングルートもあります。
http://www.yamada-park.jp/wp-content/uploads/2019/05/a660209ac1bc1d61b4bfa6a3f82e02d8.pdf


公園が好きっちゃ―北九州公園PR動画―


外を歩く心地よさ、誰かと過ごす嬉しさ。体の距離は保ちながらも、心の距離は近づけて新しい生活様式を踏まえて行う公園でのコミュニケーション!心身ともに健康な毎日を送るため、子どもだけではなく、大人も楽しめる公園の活用法として、公園PRの動画が紹介されています。


公園が好きっちゃ北九州 パート1
https://www.youtube.com/watch?v=gLSXWo8pA5I

公園が好きっちゃ パート2
https://www.youtube.com/watch?v=N4nH66H3l2w

公園が好きっちゃ パート3
https://www.youtube.com/watch?v=SqRO_u9yHbA


公園は、緑や風を感じながら、散策、遊び、休息、スポーツなど健康的な生活に必要な活動を楽しめる場所です。感染症対策を行いつつ、自然の風を感じながら、心身の健康を保ちましょう。
みなさま、くれぐれも健康には気を付けて、ご自愛ください。





掲載されたブログに関する皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。
こちらよりお寄せください。