浄土真宗、本願寺派のご住職、そして、総会実行委員長
西村信也さん(高36期)
Profile
1964年 八幡西区西法寺に生まれる 八幡高校卒業後、龍谷大学文学部仏教学科真宗学 卒業龍谷大学大学院仏教学科真宗学 修了
大学院終了後、伝道院にて研修を終え、本願寺派布教使を拝命、ブラジル・アルゼンチンの寺院を布教
1994年 殿試に合格し、輔教を拝命(輔教とは、本願寺が正式に認めた真宗学者のことです)1995年~1997年 宗学院在籍(宗学院とは、大学院を卒業した者・輔教を有するものの内、特に優秀であると認められた者が在籍するところです。3年間で約5~6名の方が入学)2000年~2002年 福岡教区布教団役員、福岡教区若い布教使の会副会長、毎日文化センター仏教講座にて「大無量寿経」の講座を開く 2003年 本願寺より、都市開教専従員を拝命。横浜市に西法寺を開設 2011年 神奈川県より、宗教法人の認証を受ける
現在 浄土真宗本願寺派 東京教区 神奈川組 西法寺 住職
今期の第34回関東誠鏡会総会の実行委員長 西村信也さん(高36期)に築地本願寺でインタビューをしました。
ご実家は?
八幡西区町上津役の西法寺です、現在は兄が継いでいます。兄も八幡高校卒業です。物心ついた頃からお経を読み、朝晩のお勤めをしていました。小学校4年の頃から、秋と春の御彼岸やお盆のときは門徒さんの各家庭に伺い、お経を読んでいました。高校生のころは、バスケット部に所属していました。
現在、子どもが4人いますが、みんなお経を読めます。
関東に浄土真宗の新しいお寺を作ったそうですが?
関東に浄土真宗のお寺が少ないのは、一向宗を入れないという徳川幕府の意向があり極端に少ないのです。しかし、地方から上京してくる方も多いため、当時は築地本願寺が中心となり布教活動をしていました。その後、京都の本願寺の直属で本腰を入れてやりたいということになり、本願寺の総長から抜擢され、モデルケースを作りました。もともとあったお寺ではなく、新たにお寺を作ることは、神奈川県の役所でも「出来るのですか?」という質問が出るくらい大変なことでした。宗教法人に対して風当たりが強い時期でもあり、前例がないということでなかなか許可が下りませんでした。
今回、私がやったことで、前例ができ、道が開けました。
平成14年に築地本願寺に入り、ここの役宅に住み、どこに建てるのか?から始まりました。県をまたがる宗教活動認可は文部科学省の管轄ですが、認証は県庁がやるということで、県も文科省もどうしていいかわからない状態でした。場所が決まってからは、土地の税金は横浜市、会計上は国税、登記は法務省という風に分かれており、宗教活動というより、役所との折衝が主な活動でした。
築地本願寺にて
海外へ布教活動にも行かれた?
ネパールにお寺を作る御手伝いをしました。現在はカトマンズ本願寺になっています。本願寺は世界にたくさんのお寺を持っています。現地の人が住職にならないとうまくいかないので、現在はチベット仏教の僧侶だった方が本願寺に転派し住職となっています。20年~30年前は、インドはヒンズー教徒しか居なかったのですが、現在はだんだん仏教徒が増えて人口の1割です。1割と言っても人口が多いので、日本人の人口と同じくらい居ます。
さて、今年は当番期ですね。
開催日は8月23日(土)浅草ビューホテル4階
テーマは「大江戸やはた祭り」です。
東京を楽しもうという前向きなテーマにしました。
36期、当番期打ち合わせの様子
本日の会議出席者は12名ですが、だいたい15名くらい集まっています。同期は関東に50名くらい居ます。順調に打ち合わせが進んでいます。
多くの皆さんのご参加を心待ちにしています!!
昨年の総会にて合唱した「ふるさと」の練習は、この築地本願寺でした。高35期は、ピアノがある部屋を借りていただき、とても助かりましたと大変感謝しておりました。
西村さんが関東誠鏡会に最初に出席したのは、品川プリンスで行われた平成14年です。そのころ、原宿の東郷会館でやっていた幹事会にも出席されていました。私(高26期)が幹事期だった頃のことです。今後ともよろしくお願いします。
【関連リンク】
- 浄土真宗 本願寺派 西法寺
http://www11.plala.or.jp/saihouji/ - カトマンズ本願寺
http://www.kathmanduhongwanji.org/