ここ何十年も会っていない従弟の子供が八幡高校に入学するというので、めでたい、嬉しいと、早速話を伺いました。

平成24年4月9日月曜日、第67期生の入学式が八幡高校にて行われました。平成8年から9年生まれの子供たちです。
普通科6クラス×40名=240名、理数科2クラス×40名=80名、合計8クラス、320名の新入生です。

今年は、南風が吹くぽかぽか陽気の日に、満開の桜の中での入学式でした。式典が開催された体育館には、ご両親で出席されている方が思ったより多かったそうです。第一希望の学校だからでしょうか?とひいき目な解釈をしてしまいます。

午前10時きっかりに、体育館の緞帳がゆっくりと上がり、厳粛な雰囲気で入学式は始まりました。井星校長、伊藤PTA会長、濱地誠鏡会会長の姿が見え、演壇のとなりには盆栽。渋い演出です。

井星校長の挨拶は、天声人語に載っていた震災に遭った中学生の話から引用をされ、この方と同じ年に高校一年になること、生きたかった人の分まで生きないといけない。生きるということの意味について、自分たちも君たちも感じたことを大切にしましょうという訓示でした。厳しい厳格な校長先生という印象だったそうです。

次に、伊藤PTA会長と濱地誠鏡会会長の挨拶がつづきました。

吹奏楽部の顧問、池田先生の祝辞は、「八幡高校を選んでくれてありがとう!」という言葉から始りました。この言葉はとても新鮮に響いたそうです。池田先生は、32年前の八幡高校の卒業生です。学生たちへ、「一日でも早く3年後の自分の目標を決めて、日々頑張って欲しい」と熱い想いを伝えると共に、先生方は、精一杯サポートすると心のこもったメッセージをいただき、やっぱりこの学校を選んでよかったと思ったとおっしゃってました。

なぜ、数ある高校の中から八幡高校を選んだのか、聞いてみたところ、学校訪問をしたときに図書館がとても良かったことと、お会いした先生方の熱心さが伝わってきたことが決めてとなったそうです。

厳粛な雰囲気の中、式は進行し、生徒一人ずつの名前が読み上げられます。呼ばれた生徒は起立し、1クラス単位で着席。8クラス全員の名前が呼ばれたところで、「君たち全員の入学を許可します」というきりっと身の引き締まる一言がありました。
私たちの時代にはなかった演出ですね。

吹奏楽部や合唱部による「校訓」「校歌」「賛歌」の演奏があり、高らかな歌声が体育館に響きました。午前11時、厳粛な雰囲気を残しながら式典は終了し、各教室へ。

教室では、担任の先生の挨拶があり、きついだろうけど、頑張ってくださいとおっしゃっていて、翌日(10日)は早速部会テスト。また、週末の13日(金)から15日(日)までは、新入生全員参加の『自助、共助を学ぶ宿泊体験』というのが、英彦山青年の家にて合宿があるそうです。

3年間、勉強漬けの毎日が始まります。その中で、クラブ活動も体育祭も文化祭も予餞会も思いっきり楽しんで欲しいと思います。きっと、何十年か経ったときに、たくさんの友達と共に、楽しかった記憶だけが残っていることでしょう。大人になってからの3年と高校の3年間は、充実感がまるで違います。有意義な高校生活を送れるよう、心から応援しています。では、3年後、誠鏡会でお会いしましょう。


高26期 山本寿美子





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