イラスト=つかる(高36期)

皆さん、もう12月になりました。
皆さんにとって今年はどんな一年でしたか?

今年は各地が猛暑続きでしたが、なんだか秋を飛ばして夏から一気に冬がやってきたような気がします。

さて筆者は11月18日に開催された『第102回 誠鏡会総会・懇親会』(以下、本部総会)に出席してきました。
自分にとっては2013年以来、実に10年ぶりの本部総会でした。

この10年の間に会場も慣れ親しんだ大谷体育館ではなくなり、今回は黒崎のホテルでの開催。
(大谷会館も解体されてドラッグストアに変わっておりました)

今回はその黒崎の話です。
以前にもこのブログで触れましたが、筆者は八高清田校舎の近くに住んでいましたので、子供の頃から繁華街といえば小倉の魚町が中心で黒崎の街に行くようになったのは八高に通うようになってからです。
友達の多くが八幡西区から通っていたことや、そして高校生の頃に黒崎駅前に巨大なデパート、そごうができたことが大きな理由でした。

久しぶりに出向いた黒崎の街は、やはり記憶とは変わっていました。
そごうも閉店し、一時期井筒屋が入っていたようですが、今では完全閉館して無人のビルだけが残されています。
仕事の都合で日本中あちこちに出向くことが多い私ですが、駅前にこれだけ大きな無人ビルが残されているというのは他では見ない光景でした。
商店街も閉店した店が目につき、やはり人口の減少を感じさせます。
すでに40年前に八幡を出ていった自分が言うのも勝手な気がしますがやっぱり寂しいですね。

それでも商店街と並行した細い路地にフルーツサンドのキッチンカーや、やきそば、たこ焼き、さらには射的やスーパーボールすくいなど、まるで縁日のような屋台が並んでたり、北九大生が運営する一日喫茶店なるものができてたりと、新しい光景を見ることもできました。
夜になると黒崎駅改札前のコンコースでは、河内の藤棚のような照明が美しかったです。

私たちにとって、そして今の八高生たちにとって、かけがえのない故郷…大事にしたいなぁと思った次第。
来年の本部総会にも参加して、もっとゆっくり故郷の街を見ていきたいと思います。

ではまた!
お健やかに佳い新年をお迎えください。

関東誠鏡会 副会長 三橋正司