取材・文 田中ひとみ(高37期)

2017年12月23日(土)、関東誠鏡会 交流企画「迎賓館赤坂離宮特別参観」に行ってきました。迎賓館赤坂離宮は、世界各国からいらっしゃる国賓や公賓(国王、大統領、首相など)のおもてなしや、重要な国際会議などが行われる場所で、なかなか気軽に見学はできません。2016年4月より通年公開となりましたが、大人気で予約なしでは数時間並ぶことも。しかも、今回の「特別参観」※は、一般参観では体験できないレアな企画が盛りだくさんです。ラッキーにも予約抽選に当選し、見学することができました。この企画を提案してくださった高23期の松本さんご夫妻を含む、高10期から高37期までの19名が参加しました。

※特別参観の特徴 以下の4つは一般公開時は体験できません。
①外国からの賓客を迎えるための「正面玄関」左扉を入口として開放し「正面玄関ホール」を見学できる。
②2階の「彩鸞(さいらん)の間」ではモーツァルトの「ピアノ協奏曲第5番」、「花鳥の間」ではJ.S.バッハの「ブランデンブルグ協奏曲第1番」、「羽衣の間」ではヴェルディの歌劇「椿姫」などのクラシック音楽をBGMとして流す。
③出口となる「西玄関」では、藤田嗣治画伯の天井画「葡萄畑の女性」と「犬を抱く女性と楽士」を公開。
④期間中は、前庭に大型テントを設け、テーブルと屋外用のガスストーブを設置した「ガーデンカフェ」をオープン。ホットワインやコーヒーなどの温かい飲み物を用意するほか、軽食や季節に合わせた焼き菓子などの販売もある。



見学前に記念写真をパチリ。みんなのワクワク感が伝わってきます。


当日は快晴。さすがに特別な参観だけにチケット売場には長蛇の列ができていました。予約有り・参観証持参でも、入館チェックに10分以上かかってしまいましたが、世界のVIPさながらに正面玄関から入場し、参観がスタートしました。

※内部の写真は全て、内閣府HP「迎賓館赤坂離宮写真集」出典


中央階段


大ホール


条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビインタビュー等に使用される「彩際の間」


主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される「花鳥の間」

迎賓館の内部は想像以上に豪華で、思わず足を止めてしまう美しさです。これまでにお迎えした世界各国の国・公賓へのおもてなしの様子の写真も展示され、「あの国王がここで晩餐会をされたんだ」「米国大統領との会談はこの部屋で行われた」と確認しつつ、実際に使用された食器を間近で見て感動したり、迎賓館の魅力を堪能しました。最後はめったに見られない藤田嗣治画伯の天井画の迫力に圧倒され、1時間弱の見学を終えました。


見学後は、中庭で集合写真。


それぞれのペースで思い思いに見学を終えたあとは、場所を移動して、四谷駅近くのナン専門カフェで懇親会です。クリスマスイブ前日の土曜日ということで、15時半からという早めのスタートで解散も早めの懇親会でしたが、「迎賓館見学」の感想だけに留まらず、自己紹介や関東誠鏡会についてなど、世代を超えて話は弾み、非常に有意義な時間を過ごすことができました。


温かいカフェオレで体もあったまり、話が弾みます。


ピザのようにバリエーション豊富なナン。おつまみに◎でした。


最後に運営スタッフよりご挨拶です。
2017年4月の「皇居ラン」よりスタートした交流企画ですが、ご好評をいただき、2017年は4つの企画が実現しました。今回の「迎賓館見学」は、企画スタッフからの提案ではなく、誠鏡会会員の方のご希望が形になったパターンです。「こんなところに行ってみたい」「こんな体験がしてみたい」など、皆さんのご希望を形にできるよう、努力をしていきますので、行きたい場所、やってみたい企画などがあれば、どしどしご連絡ください。よろしくお願いいたします。


▼今回の「迎賓館」の参加募集はこちらで行いました。
http://kanto-seikyokai.jp/?page_id=8242
▼迎賓館について詳しくはこちら。
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/akasaka/akasaka.html
▼懇親会会場はこちら。
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130902/13178194/

|今回の企画プロジェクトについて

関東誠鏡会では「活動を考える」「活動を支える」の2つのテーマを掲げ、2016年にプロジェクトチームが発足しました。その活動の一環として、総会以外での八高生 OB・OGが交流できる機会を設け、年数回実施していく予定です。




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