学生街だけじゃない、瀟洒な神田川沿い「江戸川橋～早稲田」をご紹介

おすすめ：その1
地域全体が公園のような雰囲気「SOUDAI・早大通り」

新宿区山吹町交差点から戸塚町一丁目までの約950mの通りを「早大通り」と称します。その名の通り、終着点に早稲田大学正門があることに由来しています。神楽坂駅や江戸川橋駅、早稲田駅の3つの駅からも徒歩圏内とあって、コーヒーの美味しいカフェや和菓子屋、週末には行列ができるラーメン屋などの飲食店をはじめ、おしゃれなお店が数多く並んでいます。通りの中央分離帯にはケヤキ並木がのびのびと枝を伸ばし、緑の時期には壮観です。また、通り沿いには「枝垂れ桃」も植えられており、春先には桃の花、初夏～秋まで桃の実が実り、景観だけでなく桃の香りも楽しめます。ケヤキ並木が中心の、広々としたまるで地域全体が公園のような雰囲気を持っているのが、早大通りエリアです。日曜祝日の12時～18時は歩行者天国になっているので、一度「早大通り」を訪ねてみてはいかがでしょう。

おすすめ：その2
伝説のフレンチビストロ「東京パリ食堂」

「東京パリ食堂」 この名を懐かく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか？日本でフレンチビストロを流行らせたパイオニア的なお店です。1990年代初め、フランス料理はまだ、誕生日やデート、結婚式などお祝いの日の特別な食事でした。そんなフランス料理を「日本人の日常の食生活に加えたかった」という伝説のオーナー徳田シェフが、1990年代に飯田橋、神楽坂、水道橋に開店したのが「東京パリ食堂」です。『食堂』という店名にこだわりを感じますね。現在は早大通りの路地裏で、ご夫妻でひっそりと営業されています。「鴨のコンフィ 大根グラッセ添え」というメニューも、日本人にも分かり易いよう「鴨大根」に。低温の油で火を通した鴨と、大根にラタトゥユとボリュームも満点な豪快メニューです。ランチは、A 1200円とB 2300円の2種類。メインは、牛焼肉とフォアグラ、大山地鶏のソテー、真鯛の白ワイン蒸し、牛肉バベットステーキからのチョイス、本日のスープはカリフラワーの冷製スープ。“特別”から”日常”になったフレンチを是非お試しあれ。

おすすめ：その3
神田川沿いの日本庭園で風情を楽しもう！「甘泉園公園」「肥後細川庭園」

神田川を挟んで新宿側に「甘泉園公園」、文京区側に「肥後細川庭園」と2つの日本庭園が風情を競っています。「甘泉園公園」は、かつての徳川御三家のひとつ清水家の下屋敷が置かれていた場所で、園内の湧水がお茶に適していることから、「甘泉園」という名が付けられたと言われています。園内にはツツジ、アジサイ、新緑やモミジの紅葉など四季折々の自然が溢れ、森と泉に囲まれた世界は周辺とは別世界の静けさを演出しています。また、冬の風物詩として設置される雪吊りはとても見事です。
　 一方、「肥後細川庭園」は、明治時代に細川家が敷地内に造った日本庭園で、大きな池を中心とした池泉回遊式庭園が特徴です。池の水は人口的に循環された水は全く使われておらず、湧き水と雨水だけで満たされています。池を眺めながら、周囲の木々や花、さらには背後の山並みから、季節の移り変わりを楽しみましょう。池の周辺には、たくさんの灯籠が設置されています。池に目を奪われがちですが、なにげない灯籠にも注目してみてください。

おすすめ：その4
日本初の本格フランスパン「関口フランスパン」

明治21年創業、130年の伝統を持つ「関口フランスパン」。日本で初めて本格的フランスパンを作ったお店として有名な老舗パン屋です。店内には、フランスパンや菓子パン、総菜パンなどいろいろな種類のパンがそろっています。もちろん、人気商品は「バゲット 281円」。パリッもちっとした食感が楽しめる定番のフランスパンです。もう一つの人気商品が「カレードーナッツ」、表面がサクサクに揚がっていて、中のカレーもややピリ辛の大人の味。店内には66席ものイートインスペースとテラス席もあるので、開放的な空間で美味しいコーヒーと一緒に美味しいパンを味わうことができます。

おすすめ：その5
四季折々の旬の食材でおもてなし、「よし寿司」

「よし寿司」では、ご主人自ら四季折々の食材を厳選し、旬ならではの美味しい食べ方でもてなしていただけます。光り物8貫で800円など、とてもお得なランチ。ネタはイワシ、秋刀魚、鯵など旬のもの。また江戸前握りも絶品で、特に穴子はフンワリと柔らかくて、つめの味も良い美味しい一品です。そしてお味噌汁は、甘エビの頭で出汁をとったものや、アサリ入りのものなど、バラエティー豊かです。可愛いだるまの湯のみが印象的なお店です。