住んでいるから知っている、ホントにいい場所、いいお店。
昭島市には「都内で一番」がいろいろあります。一番の自慢はなんといっても、180ヘクタールという広大な面積の都内最大の公園「昭和記念公園」。ここでは思いっきり体を動かしたり、野鳥や花の観察など自然と触れ合ったりできます。また、駅の近くには、関東圏最大のアウトドアに特化したショッピングモールがあり、多くのアウトドアファンで連日賑わっています。そして昭島市の地下には豊富な地下水が流れていて、100%深層地下水を使用している水道の料金は都内で最も安いそうです。
昭島という立地は、都心からも1時間程度の通勤圏でありながら、奥多摩や秩父といった山岳、川遊び、キャンプ等のアウトドアエリアに繋がる起点ともなる絶妙のスポット。都内にあって恵まれた自然環境を兼ね備えているのが昭島市の大きな魅力です

【案内人】高37期 岩永正和さん

就職のため上京して「そこに会社の寮があったから」。それがたまたま昭島に住んだきっかけです。当時から昭島は自然豊かな落ち着いた街でした。その後、数年ほど隣の立川市に住んでいましたが、再び昭島へ・・・「そこは会社に近かったから」。会社までは徒歩15分、通勤ラッシュとは全く無縁のゆったりとした都民生活をしています。あれから四半世紀、地下水しか取り柄のなかった昭島も随分様変わりしました。ゆっくりとした変化の歴史に長く身を置いていたためか、それと気付かずにいた昭島の良さを今回改めて再発見することができました。

おすすめ・その1

都内最大の国営公園「昭和記念公園」を散策!

「昭和記念公園」は、昭和天皇在位50年を記念して、米軍から返還された立川基地跡地に造られた国営公園です。東京ドーム39個分の広い敷地内に咲き誇る花は絶景で、写真撮影がご趣味の岩永さんにとっては、どこを歩いても絶好の撮影スポットだそうです。取材に訪れた5月上旬はネモフィラがちょうど見ごろで、淡いブルーがとても鮮やかでした。フラワーガーデン以外にも、日本庭園やこどもの森、こもれびの丘などゆっくりと散策が楽しめるほか、サイクリングやボート遊び、バーベキューなどのアウトドア活動も思う存分満喫できます。また、公園内は秋に行われる箱根駅伝予選会のコースにもなっています。ジョギング好きの方、観戦に行かれてはみてはいかがですか。

おすすめ・その2

カフェ?それとも本屋さん?「マルベリーフィールド」

何の変哲もないカフェの入り口から店内に一歩足を踏み入れると、あれここは本屋さん?「マルベリーフィールド」はブックカフェになっていて、本屋さんとカフェが一体になっています。本をゆっくり選べる書棚スペース、書棚を眺められる席、ゆったりした無垢材のテーブルとアンティーク調の椅子がお洒落な雰囲気です。岩永さんのお薦めはカツサンド。繊細な香りのサイフォン珈琲を楽しみながら、買った本をゆっくりと読むのもオツなものです。軽食をとりながら読書という、至福の時間をお試しあれ。 

おすすめ・その3

まろやかなフレーバーの本格自家製ジェラート「ラ・ファーロ」

昭島市は情報通信機器の製造工場が多く立地していることで知られていますが、そんなハイテク工場街の中にひっそりとある隠れ家イタリアンレストラン「ラ・ファーロ」。岩永さんは、電子顕微鏡などハイテク製品を製造している日本電子にお勤めなのですが、会社の歓送会でときどき利用されているそうです。旬の素材をふんだんに盛り込んだイタリアンも絶品ですが、なんと言っても本格手作りジェラートが岩永さんの一押しです。シチリアン海塩が使われた「ブルーソルト」が人気のフレーバー。他にも抹茶やあずきなどの和風系、ピスタチオなどのナッツ系、ミルク系のフレーバーなど種類がとても豊富です。原料そのものの風味を生かしたコクがある口の中でしっとりととろけて、体に染み込んでいくような感覚は一度味わうと忘れられません。入り口にはジェラートのショーケースがありテイクアウトもできます。

おすすめ・その4

伝統工芸の魅力たっぷり「家具の博物館」

フランスベッドの東京工場内に併設している「家具の博物館」は、日本の古い家具やヨーロッパのアンティーク家具など、1800点以上の家具を収蔵している博物館です。館内には、現代の家庭から姿を消した「ちゃぶ台」や「行李」などが昭和の日常の生活を醸し出していたり、また、重厚な金具と精巧な螺鈿細工をあつらえた江戸時代の和箪笥は、芸術作品の様な美しさを誇りながら現代においても色褪せない風貌で歴史を語ってくれます。ともすれば散逸しがちな古い家具のコレクションの種類は豊富で、家具に興味がある人もそうでない人も、想像以上に楽しむことができること請け合いです。

おすすめ・その5

関東最大のアウトドアショップ「モリパーク アウトドアヴィレッジ」

「モリパーク アウトドアヴィレッジ」は入り口からして、なんというか、別荘地の入口あるいはキャンプ場の管理棟などの雰囲気です。そしてなんと言っても、高さ16.5メートル本格的クライミングウォールが遠くから見ても圧巻の存在感を放っています。約6500坪の敷地にアウトドアの魅力を体験できるボルダリングウォールやカヤック施設、クライミングジム、ヨガスタジオなど、アウトドア用品に特化した新しいタイプの複合商業施設です。モンベル、ノースフェイス、コールマンに代表されるアウトドアブランドの直営店からトレイルラン専門店、アウトドア好きには堪らないスポットです。アウトドアグッズに囲まれた空間で気持ちをチャージしたら、さぁ、家族・友人とキャンプに出かけましょう! 

おすすめ・その6

「福生ベースサイドストリート」でアメリカン情緒を満喫

ここは本当に日本なのか!?  アメリカ空軍横田基地に面した国道16号線沿いの「ベースサイドストリート」は、おしゃれなカフェ、アンティークショップや古着屋さん、さらにはアーミーグッズを扱う店など、個性的な横文字の看板が沢山並び、どっぷりとアメリカの観光気分に浸れる場所です。本場アメリカのアイスが味わえる「ブルーシールアイスクリーム」があるかと思えば、なかには扉を開けるのを躊躇してしまいそうなマニアックな雑貨屋さんだってあります。なんと、店舗によっては米ドルの使用が可能!「日本にいることを忘れてしまう」そんな気持ちになれる街です。

おすすめ・その7

おすすめのおみやげはココ「カフェ・ドゥ・ジャルダン」

岩永さんのイチオシは「ベースサイドストーリー」に面したパティスリー「カフェ・ドゥ・ジャルダン」。家族の記念の日はもちろん、焼き菓子や半熟チーズなどの日常のスイーツを買いに来るそうです。季節のフルーツを使った”いま”しか食べられない旬のケーキが好評で、今の季節は有機栽培のイチゴ、夏は立川市で採れた無農薬栽培のブルーベリー、中でも9月下旬発売の熊本産の栗を使った「王様のモンブラン」は行列ができるほどの人気です。お店の外装・内装はアメリカナイズされていて、限りなくアメリカに近い福生の街に見事溶け込んでいました。
おみやげにはやっぱり「アメリカンカステラ」。アメリカンな街福生から生まれた究極カステラです。柔らかな生地にコクと風味が漂い、さくさくした砂糖の食感はまさにどこにもないオリジナルカステラです。更なる逸品は、瀬戸内産の国産レモンゼストをぜいたくに使い、しっとりと焼き上げた「プリンセスレモンケーキ」。甘酸っぱいレモンの香りに、しっとりリッチな食感はまさに気分はプリンセス! 


【編集後記】

多摩川の河岸段丘でできた昭島の地形は、市の北部と南部で標高差がかなりあります。その標高差の断層に多摩川上流部から武蔵野台地の地下を伏流してきた水脈が湧水となります。 そのため、昭島市はいたるところで湧水が湧きだし、そして地下70mほどには砂利層があって豊富な水脈がはしっています。こうして流れてきた深層地下水を汲み上げて利用する昭島市の水道水は、ミネラルウォーターと変わらないおいしさです。なんと贅沢な水道水なんでしょう。

 回ったスポットの住所や営業時間やURL

1国営昭和記念公園
お問い合わせ:〒190-0014 東京都立川市緑町3173 国営昭和記念公園管理センター
開園時間:9:30~17:00(3月~10月)、9:30~16:30(3月~2月)、9:30~18:00(4/1~9/30の土日祝)
休園日:年末年始(12/31・1/1)、2月の第4月曜日とその翌日
入園料:大人450円、小人無料、65歳以上210円
TEL:042-528-1751
http://www.showakinen-koen.jp/

2ブックカフェ マルベリーフィールド
〒196-0022 東京都昭島市中神町1176-36 営業時間:月~金 7:00~18:30、土・日 11:00~18:30
定休日:なし
TEL:042-544-3746
https://www.facebook.com/mulberryfield71/

3イタリアンレストラン「ラ・ファーロ」
〒196-0021 東京都昭島市武蔵野3-2-51
営業時間:月・水~日・祝前日・祝日11:30~22:00、ランチ 11:30~14:00
定休日:火曜日
TEL:042-546-1222
https://lafaro2000.amebaownd.com/

4家具の博物館
〒196-0022 東京都昭島市中神町1148
開館時間:10:00~16:30
休館日: 水曜日
入館料:一般200円、高校生以下無料
TEL:042-500-0636
http://www.kaguhaku.or.jp/

5モリパーク アウトドアヴィレッジ
〒196-8533 東京都昭島市田中町610-4
営業時間:平日11:00~20:00、土日祝10:00~20:00
TEL:042-541-0700
http://outdoorvillage.tokyo/

6福生ベースサイドストリート
〒197-0014 東京都福生市福生二宮2485
お問い合わせ:福生武蔵野商店街振興組合
TEL:042-551-2744
http://www.fussabasesidestreet.com/

7パティスリー「カフェ・ドゥ・ジャルダン」
〒197-0011東京都福生市福生 2403-14
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜、第2・第4日曜
TEL:042-553-2225
http://www.cafe-du-jardin.com/







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