雄大な自然に囲まれた学生街「山梨県都留市」を高64期 脇田さんと歩く

富士山の麓、たっぷりの自然に囲まれた都留文科大学

紺碧の空、深緑の山々、澄んだ渓流。そんな風景に都留文科大学は囲まれています。大学のすぐ裏手にある「楽山公園」は、脇田さんお気に入りの場所。春には満開の桜、梅雨時期にはあじさい。四季折々の風景があり、そして、中腹からは都留の町を見渡すことができるので、授業の合間など少しゆっくりしたいときに訪れる場所だそうです。公園内にはリスやムササビがいて、運が良いとそんな動物と出会うことも出来るらしいです。

新倉山浅間公園は、周辺地域で随一の富士山の展望の名所。公園の入口には新倉浅間神社があり、参道から続く長い長い階段を登って、忠霊塔がある展望台を目指します。満開の時期には桜まつりが催され、富士山と五重塔と桜をセットにした写真を脇田さんから提供して頂きました。まさに日本を代表する風景ですね。

学生街の喫茶店「バンカム」

都留文科大学の正門前にある、文大生御用達のコーヒーショップ「バンカム・ツル」。お店の奥には焙煎機があり、店内にはフレンチローストの深い香りが満ちていました。こだわりの自家焙煎珈琲豆は焙煎が濃く、ネルドリップで1杯ずつ丁寧に淹れてくれます。いろんな種類の珈琲豆がありますが、どれを飲んでも濃厚で深い味わいの珈琲が味わえます。そして、そのフレンチにチョコレートケーキを合わせると絶品です。また、ランチタイムのドリアやビーフシチューも脇田さんおすすめです。

うどんをガッツリ噛み切る!?「手打ち 山もとうどん」

山梨は富士吉田市とその近郊で食されてきた硬くてコシの強さが特徴の「吉田うどん」が有名ですが、都留の吉田うどんは、この「山もとうどん」が地元の人のおすすめだそうです。ゼミの先生がおすすめしてくれるので、脇田さんもずっと気になっていたお店です。
ここ「山もとうどん」のおすすめはキャベツと馬肉の入った「馬肉うどん」。コシの強い麺に加えて醤油と味噌の合わせ汁がとっても美味しかったです。北九州の柔らかなうどんに慣れ親しんだ方にとって、長さ50センチ以上の極太で強烈なコシのうどんをガッツリ噛み切る醍醐味は、新鮮な味わいとなること請け合いです。

時速500kmの夢の乗り物、リニアモーターカーを見学しよう

実用化が待ち遠しいリニアモーターカー。「時速500kmのスピードを早く体験したい」、きっと誰もが思っているはずです。そんなリニアが気になったら都留市にある「山梨県立リニア見学センター」へ行ってみましょう。ここではリニアの試験走行の様子や、展示、模型を見ることができます。
この日は5分間隔で試験走行をしていました。その速さと言ったら・・・。　ごう音と地響きを轟かせながらあっと言う間に目の前を通り過ぎる姿は圧巻の一言です。カメラのシャッターが間に合わず「あれっ!?」という感じです。

八高OBがここにも。都留のケーキ屋さん「ジョージワシントン」

都留文生の間でも「お誕生日ケーキ屋のお店」として知られる「ジョージワシントン」。まさか八高OBのお店とは知らず脇田さんもビックリしていました。オーナーの中村昭博さん（高21期）は、富士山に魅せられ、奥様が富士吉田市の出身ということもあって、この地に1976年に移り住んだそうです。2000年に今の地に「ジョージワシントン」をオープンし、いち早くネット販売を始め、今では「お誕生日ケーキ」の注文が全国各地から舞い込んでいます。
　 「いつでも食べにおいで、ケーキはタダにしとくよ」とそっと脇田さんに話しかけていた中村さんは、とても66歳にはみえないパワフルな頼もしい先輩でした。

都留のおみやげ、おすすめは？

都留に住んでるからこそ知っている、おすすめのお土産は「ならや」の手作り和洋菓子です。中でも脇田さんのおすすめは、「お菓子とうふ」、商標登録までされた意欲作です。豆腐を作る過程で出来る豆乳を生地に練り込んだ白いカステラ風のお菓子で、豆乳生地のふっくらとした食感に梅、柚子、苺、マンゴーなどがサンドされ、和と洋のハーモニーが素晴らしい一品です。ほかにも、半熟チーズケーキやシュークリームなど品ぞろえが豊富で、ちょっとしたお土産に重宝します。とても小さいお店ですけど、すごく美味しいので、都留のお土産にぜひどうぞ。