2013年3月9日、銀座のニュートーキョー本店9F「ラ・ステラ」において、福岡県人会主催の「就活を応援する会」 が開催されました。

今回で2回目となるこの会は、就職活動中の大学3年生を中心に、筑紫丘、東筑、修猷館、福岡、小倉、八幡、小倉西、田川の各校出身の学生が40名ほど集まりました。八幡高校からは関東在住の大学生2名が参加しました。
福岡や大阪からの参加者もおり、様々な学部の学生たちが就職活動の糸口を見つけようとしている気持ちが伝わってきます。

会は三部構成となっており、第一部がOB講演会、第二部がOB交流会、第三部がOB懇親会です。
第一部では各校卒業生が講師として就職活動体験を語り、心構えやこれから必要なことなどをアドバイスする形式で進められました。

講師の出身校、業種については以下の通りです。
私、高校47期の伊東も講師として参加しています。
●ソニー、角川マガジンズ、日本IBM、第一生命、NTT東日本、筑紫丘、福岡銀行内定(筑紫丘)
●野村総合研究所、博報堂(東筑)
●三菱東京UFJ銀行、住友商事内定、東京海上日動内定(修猷館)
●チューリッヒ生命、フィリップモリス(福岡)
●電通、楽天(小倉)
●全日空システム企画(八幡)

講師の数も多く時間に限りがあることから2会場に分かれて同時進行で進められましたが、興味のある業種の話が聴けるよう、講演と講演の間の3分ほどを利用して会場移動ができるように配慮されていました。

『面接は最初の3秒で決まる』『一方的なアピールではなくしっかり会話をしましょう』『自分をとらなかったことを後悔させるくらいの心構えで』と言ったものから『徹底的に自問自答し、なぜこの仕事をやりたいのか自己分析する』『仕事以外の勉強をプライベートでやろう』と言った就職した後も必要になる話まで、各講師とも実体験を交えながら学生たちに語りかけていました。
また、内定者を講師として招くこの試みは非常に良いなと思いました。やはり直近でどのような就職活動をしたかという話は一番参考になります。

第一部の最後には、JAL PAK代表取締役社長 二宮秀生氏(修猷館)と小田急電鉄会長 大須賀頼彦氏(修猷館)のサプライズ講演が開かれ、こちらは学生はもちろんのこと、その場にいた全員が聞き入っていました。
『I travel, therefore I am (I think, therefore I am). 見聞を広め、自らの糧にしてほしい』。
その通りだな、と私も深く頷きました。


第二部、第三部は飲食しながらの交流会です。
講演では時間の都合上質疑応答ができませんでしたので、講演の際にメモした内容をもとに講師により詳しい話を聴いたり、講演の際には聞けなかった踏み込んだ質問をしたり、就職活動状況の情報交換を行ったり、みなさんそれぞれに過ごしていました。


篠原会長は、第二部で学生たちに向けて、サルトル の「自由」とそれに伴う「責任」のお話をされていました。
『自分がした行為の結果に対しては自分に責任があります。 是非後悔のないように全力で自らの進路を考えてほしいと思います。』

今回、八幡高校からは学生2名、幹事1名、講師1名の4名での参加でした。
全体からみると少々寂しい数ですが、筑紫丘の幹事の方からも「来年は八幡高校からも多くの就活生が参加してくれるとよいですね」とお声掛けいただきました。

就職活動は一人でやっていると苦しくなることもあるでしょう。やり方に迷うこともあると思います。
エントリーシートの記入や希望業種の下調べなどで忙しい中、この会に参加することでひと時の安らぎとこれからへの活力を得てくれたらよいなと思います。

高47期 伊東 努