小倉高校「関東明陵同窓会総会」に出席して

関東誠鏡会 理事 石橋昌祐(29期)

2023年5月28日(日)、ホテルグランドアーク半蔵門で開催された小倉高校関東明陵会総会に謝志会メンバーとして出席いたしました。
3年ぶりの対面による総会開催とのことです。

総会前に、小倉高校のOBの中村太地さんの1時間の演奏会がありました。
中村さんを調べると、1990年、北九州市生まれ。福岡県立小倉高等学校卒業。3歳よりヴァイオリンを始める。
2004年若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクールにて、最年少ファイナリスト。

中村太一さんプロフィール
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Profile/A026495.html

この1時間の演奏で、会費分は十分回収できたくらい、素晴らしい演奏でした。

総会は、関東誠鏡会と同様、第一部が総会、第二部が懇親会の形式です。総会は挨拶、活動報告・活動方針、決算報告と進められました。
来賓は16名、出席者は127名、当番期(61期)メンバー15名が参加されていました。当番期は若く、はつらつと運営していました。

懇親会では、途上国に水と医療を届ける日本発祥の国際協力団体である「ロシナンテス」代表の川原尚行理事長の講演がありました。先日、ニュースでも大きく取り上げられた、内戦のスーダンから脱出された川原さんです。
脱出時の緊迫した話、ロシナンテスの活動内容をプレゼンされ、最後に、内戦が終了したら、スーダンに行くと、力強く語られていました。
川原さんは槻田のご出身。
1965年八幡東区生まれ。高槻小学校・槻田中学校卒業。
1984年福岡県立小倉高等学校卒。
1992年九州大学医学部を卒業。九州大学第二外科(現在の消化器・総合外科)へ入局し臨床医として経験を積む。
九州大学臨床大学院(生化学)を修了し博士号を取得。
外務省、在タンザニア日本大使館に医務官兼二等書記官として勤務、その後ロンドン大学にて熱帯医学を学び、在スーダン日本大使館に医務官兼一等書記官として勤務。
2005年1月に辞職後、同年4月よりスーダンで活動を開始。
翌2006年5月にスーダンにおいて医療を中心に活動を行っているNPO法人「ロシナンテス」を設立。
同2006年に国際NGO「ロシナンテス・スーダン」を設立。

2011年3月11日の東北大震災発生時には、日本に帰国・滞在していました。未曾有の災害のため、現地入りし、医療・災害復旧ボランティア活動を行いました。
5年間の支援事業を継続させました。
川原と同様に海外(アフガニスタン)で医療・社会支援活動を行っていたペシャワール会の中村哲さんは九州大学・医学部の先輩。
少し、感動しながら聞き入りました。
あの活力は、どこからの来るのだろう。当然、中村哲さんと重ねてみてしまいます。

その後、新入生の大学生の紹介、10名を超える新入生参加者が壇上で挨拶をされました。
校歌・応援歌斉唱、引継ぎ式と続きますが、なんといっても、逍遥歌がいいですね。メロディがよくて、心が揺さぶれます。

逍遥歌  作詞:山口憲雄  作曲:宮崎昇
1.若草匂ふひろき野に 陽炎燃えて雲雀啼く 春爛漫の花の下 愛宕が丘に 嘯かん
2.ユーカリ梢にかげさせば 白露玉と砕けつつ 薫風緑に謳歌して 五雲はめぐる足立山
3.盛衰栄枯移ろへど 紺青清き紫の 流れは永久に絶えずして 勝山城の濠しづか
4.企救の長浜さよふけて??銀漢遠く傾けば 玲瓏秋の月白く わが学舎を照すなり
5.嗚呼玄海の潮風に 琴線強く響くかな 松秀づれど 倉高健児に比べんや
6.世紀の歴史輝きて 三歳を此処に集ふとき 心も高き君が夢 青春われに光あり
  青春われに光あり

気をてらった企画はないものの、充実した総会・懇親会で、楽しめました。

ロシナンテス公式ホームページ




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