取材・撮影・文 瀧口郁子(高37期)


新型コロナウイルスの感染症拡大で中断していた現役八高生の関東・関西研修旅行が4年ぶりに再開、理数科の新2年生9名が、熊丸先生(高37期・数学担当)と田所先生(高57期・生物担当)に引率され、東京へやってきました。

将来像を訊くと
『数学が好きなので、数学を勉強したい』
『中学校の数学教師になりたい』
『製薬会社に勤めたい』
そう何人かが話してくれました。

研修先は、初回からずっとお世話になっている東京大学大学院医学系の研究室で、栗原教授をはじめとする研究員のみなさんが、生徒を温かく迎えてくださいました。

血管内皮細胞 (MS1) の様子を電子顕微鏡で観察させてもらったり、ワニやサメ、トカゲの骨格標本を触らせてもらったりしたほか、アイソトープ総合センターにて、実験の一部にロボットを活用しているところも見学させてもらいました。

まめにメモを取る姿が印象的でした


また、今回は3名の現役東大生との座談会も設けていただきました。
東大を選んだ理由や受験勉強時に睡眠時間を削ったか、スマホの誘惑に負けない方法、小さい時からやっていたことが今役に立っていると思うことなど、生の声を直接聞くことができました。
座談会が終わる頃には、自らの経験を語ってくれた学生さんはすっかり憧れの的になり、終了後は2ショット写真をお願いされるほどでした。

お忙しい中、貴重な時間を割いて対応してくださった東京大学の方々には、感謝しかありません。

卒業式を翌日に控え記念撮影中の大学院生に一緒に入ってもらいました


さて、夜は東京大学での研修を終えた生徒を、関東誠鏡会で歓迎しました。
今回は参加者を公募せず、役員と幹事、当番期に限定し、12名が出席しました。

どうしてこの研修に参加したの?
どんな部活動にはいっているの?
行橋や小倉南区からはどういうふうに通っているの?
大人からの質問攻めにも動じず、いろいろ話してくれました。


短い時間でしたが、生徒と楽しい交流ができました。
熊丸先生より歓迎会開催を生徒が感激していたと聞き、喜んでもらえて良かったです。

OB・生徒みんなで「八高ファイト!」


次回は、また参加者を公募しますので、みなさまのご参加よろしくお願いいたします。

なお、みなさまのご厚意で集まった「未来サポート募金」の一部を、歓迎会での生徒・先生の費用に充てさせていただきました。




掲載されたブログに関する皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。
こちらよりお寄せください。