住んでいるから知っている、ホントにいい場所、いいお店。 湘南エリアの代表格・茅ヶ崎、豊かな自然と碧い海に囲まれた憧れの街です。 サーフィンやマリンスポーツを楽しむ観光スポットとして知られていると共に、加山雄三さんやサザンオールスターズの桑田佳祐さんなど多くの著名人が住んでいたことでも有名です。 通りの名前に、サザン通りや雄三通りという名が付けられているユニークな一面も。 豊かな自然と共存した快適な文化の香りを楽しめる環境が魅力的なおしゃれな街を、同窓生に案内していただきました。

【案内人】高44期 田中佳代子さん

2001年、結婚を機に茅ヶ崎に住み始め、地域住人のカジュアルで壁を感じさせない人柄のおかげで気付けばもう20年が過ぎました。途中、ドイツ・デュッセルドルフへの海外赴任に帯同し茅ヶ崎を離れましたが、戻ってきてからも皆さんが温かく迎えてくれ、今に至っています。海辺のカフェでモーニング、子供たちとビーチで遊ぶ茅ケ崎の休日はとても贅沢なものです。また、海沿いの国道は箱根駅伝のルートにもなっており、熱い闘いを間近で感じることができます。
そして何と言っても茅ヶ崎にはデュッセルドルフにも負けないビールがあります!機会があれば是非お試しください。

おすすめ:その1
湘南・茅ヶ崎の潮風が吹き抜ける 「ザザン通り」から「サザンビーチ」にようこそ!

茅ケ崎と言えば、なんと言ってもサザンオールスターズ♪ 茅ヶ崎駅の5、6番線ホームに到着すると、さっそくサザンオールスターズの「希望の轍」の発車メロディが迎えてくれました。改札口を出ると茅ヶ崎ツインウエイブから「サザン通り」が南の海へと続いています。サザンの桑田佳祐さんの母校「茅ケ崎小学校」を右手に見ながら「サザン通り商店街」を歩いていると、当たり前のようにサーフボードを抱えて自転車に乗って行き交うサーファーをあちこちで見かけます、さすが茅ケ崎! 通りの街路灯には、烏帽子岩のキャラクターの赤ステッカーが♪ だれもが知っている名曲ばかりですので「あ、この曲♪」って探しながら、商店街を歩くのは楽しいですよ♪


「サザン通り」を抜けると、そのさきには「サザンビーチ」が広がっています!サザンオールスターズの53枚目のシングル「I AM YOUR SINGER(アイ アム ユア シンガー)」CDジャケットにもなったサザンビーチちがさきのシンボル「茅ヶ崎サザンC」は、Cの右側に人が立つと切れ目が繋がって円(縁)になることから縁結びスポットとしても有名です。円の中心には「チャコの海岸物語」に歌われた「烏帽子岩が遠くに見え」ます。 青春時代をサザンの曲を聴きながら過ごした世代には、なんとも感慨深い風景です!!
烏帽子岩をながめながら、ふうっと深呼吸~「明日も晴れるといいな♪」


おすすめ:その2
鮮度が命!!網元直送、生シラス「快飛(かっとび)」


シラス漁が盛んな湘南一帯の中、ここ茅ヶ崎でお薦めのシラス丼と言えば、「快飛(かっとび)!!」。網元・北村水産直営の「快飛」では、早朝漁に出た「快飛丸」からそのまま調理場に直送された獲れたての生シラスをたっぷり堪能できます。 見た目にも新鮮なシラスのこの透明感!醤油を少し垂らして頬張ると、生シラス特有の甘さと茅ケ崎の潮の香りが口いっぱいに広がります。そしてもう一つのお薦めが、アジやヒラマサ、イサキなど獲れたての地魚がどんぶりから溢れんばかりにたっぷりと盛られた「地魚丼」、この豪快さ、まさに産地でなければ味わえない逸品です。
生シラスも地魚も新鮮さが命、つるっとした喉越しとプリプリっとした食感の獲れたての味をお楽しみください。


おすすめ:その3
ベトナム戦争からグルメ、釣りまで、今読むべき作家「開高健記念館」


茅ヶ崎のラチエン通りを海に向かって歩いていくと、茅ヶ崎海岸の手前右側の小さな丘に、「開高健(かいこうたけし)記念館」が建っています。1989年(平成元年)開高健の死後、その邸宅を「開高健記念館」として開設したものです。コピーライターからフィクション作家、そしてジャーナリストから釣り人へと転向した行動派の作家・開高健の作品はとても多彩です。没後30年を経てもなお色褪せない開高健の作品世界から、筆者が独断で選んだ今読むべき開高健作品をいくつかご紹介します。開高が最初に世の注目を浴びた作品は、役所の腐敗と怠惰を描いた「パニック」と芥川賞をとった「裸の王様」を収録した「パニック・裸の王様」、いずれもリアリティを持って描かれた開高の出世作です。また、新聞社の特派員としてベトナム戦争を取材し生まれた「サイゴンの十字架」は、戦争の現実を伝えるドキュメンタリー作品です。そして晩年の開高健はガラっとジャンルを変え釣りとグルメをテーマに作品を書いています。「オーパ!」では、世界中を周り怪魚を釣り上げる豪快な姿が新しいファンを引き付けました。
世界中を歩きまわり、酒場で煙草を片手に飲み明かす開高健の世界を一冊手に取ってみませんか。


おすすめ:その4
湘南のクラフトビールで乾杯!「熊澤酒造・MOKICHI TRATTORIA(モキチ トラットリア)」


湘南の喧騒から離れた住宅街の一角にある創業約150年の「熊澤酒造」。一歩足を踏み入れるとそこには、古民家や蔵を利用したトラットリアや直売所、パン屋さんが並び、ゆったりとした時間を過ごすのに最適なスポットです。敷地内にあるMOKICHI TRATTORIA(モキチ トラットリア)は、石窯で焼いたピザや自家製生パスタとともに、敷地内で醸造している湘南ビールや日本酒を楽しめるレストラン。さて、早速ビールをいただきましょう! 数ある種類の中から田中さんのお薦めの一杯目は「アルト」。 田中さんも住んだことのあるデュッセルドルフ発祥の伝統的な上面発酵ビール、上品なモルトの甘みとフルーティーで繊細な味わいです。続いては「ヴァイツェン」、やや厚みのあるフェノール香に控えめな酸味が旨い! おつまみのジャーマンとチョリソーが熱々のプレートに乗せられてやってきました。 ビールのおつまみはやっぱりソーセージですね。三杯目は、すっきりとした柑橘系の香りの「ゴールデンエール」で改めて乾杯!そして最後の一杯はローストモルトの黒ビール「シュバルツ」、しっかりとローストされた苦味がほんのりと口の中に広がります。 茅ケ崎を訪れた際は海を見た後に、明治5年創業の熊澤酒造でピュアでフレッシュなクラフトビールをお楽しみください。 



【編集後記】

茅ケ崎のお土産は、やっぱり「湘南ビール」、IPA・シュバルツ・アルトの3本セット。 「快飛丸」で水揚げされた、釜揚げシラスとカマスの干物をおつまみにいただきました。 湘南の風を口いっぱいに感じながら芳醇な香りのモルトが最高です♪♪♪





 ご紹介したスポット一覧

1サザン通り商店街
http://www.southern-st.com/

2サザンビーチ海水浴場
JR東海道線・相模線 茅ケ崎駅下車 徒歩20分
路線バス:茅ヶ崎駅南口1番乗り場 神奈川中央交通 37番系統 浜見平団地(西浜)行き
「海水浴場前」にて下車(約8分)
https://www.chigasaki-kankou.org/southernbeach/

3茅ヶ崎 しらす 「快飛(かっとび)」 〒253-0063 神奈川県茅ヶ崎市柳島海岸15-12
営業時間:11:00~15:00(ラストオーダー 14:30)、17:00~22:00(ラストオーダー 21:00)
定休日:年末年始
TEL:0467-87-3714
http://www.kattobi.com/

4開高健記念館 〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南6-6-64
開館日:毎週、金・土・日曜日の3日間と祝祭日。 年末年始(12月28日~1月7日)休館
会館時間:午前10時~午後4時30分 (最終入場は午後4時まで)
入館料:200円
TEL:0467-87-0567
https://www.kaiko.jp/

5熊澤酒造・モキチ トラットリア 〒253-0082 神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
営業時間:《平日》11:30~15:00(L.O.14:30)/ 17:30~22:00(L.O.21:00)
       《土日祝》11:30~16:00(L.O.15:00)/ 17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:毎週火曜日(8月、12月は無休)
TEL:0467-52-6111
https://www.kumazawa.jp/mokichi/trattoria/







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