この年末は、久しぶりに帰省する?いやいや、まだまだ様子見?の方も多いのでしょうか? コロナ禍で、なかなか帰省できないけれど、故郷の味を楽しみたい? 今月の知っとぉ?は、北九州出身の皆さんにとってのソウルフード「かしわめし」に注目です。


ついに登場!東筑軒の「冷凍かしわめし」が、全国に発送可能に!

「コロナ禍で帰省できないけれど故郷の味を遠くで味わいたい!」全国から寄せられた多くの要望に応える形で、2021年11月東筑軒から、ついに新商品「冷凍かしわめし」が登場しました!「折尾名物かしわめし」を『全国どこにいても楽しみたい』との声を受け、最新の冷凍技術を用いて味・風味・食感をそのままに、クール宅配便で全国発送が可能に!かしわめし誕生100周年を迎えたこの節目の年に、ついに冷凍かしわめしが誕生! ひとくち食べると、きっと懐かしい思い出が蘇ってくることでしょう。是非お試しあれ!

東筑軒オンラインショップ
https://tochikuken.shop-pro.jp/



「かしわめし」の自動販売機も登場!

東筑軒では、2021年12月21日、初の試みとして冷凍自動販売機を折尾の本社横に設置し販売開始をするそうです。24時間どこでも買えるかしわめし。コロナ禍でも利用しやすい非対面式で販売ということで、これは関東エリアにもやって来るのではないでしょうか?

~門外不出の一子相伝~
代々女性のみに受け継がれている。東筑軒の秘伝の味

東筑軒「かしわめし」その歴史を探ると、かしわめしは、今から100年前の1921年(大正10年)に、折尾駅・直方駅の弁当業者・筑紫軒から誕生。戦時国策により弁当業者の整理統合が行われ、合併して1955年(昭和30年)に 今の株式会社東筑軒となったそうです。
かしわめし弁当は筑紫軒時代からのもので、「画一化した駅弁から脱却した郷土色豊かな駅弁」として、水炊きなどの鶏肉料理を参考に、鉄道省門司運転事務所長であった本庄厳水が開発。炊き込みご飯の味付けは本庄の妻スヨが開発し、門外不出の一子相伝の味として代々女性のみに受け継がれているそうです。


他にもいろいろあるぞ、かしわめし弁当!

もともと「かしわめし」は北部九州のローカルフードだそうです。炊き込みご飯のスタイルもありますし、お弁当になると、鶏の出汁で炊き込んだ米飯の上に甘辛く煮た鶏肉・錦糸卵・海苔などが載ってくる。そぼろ弁当と一線を画すのは、やはり炊き込みご飯というところでしょうか?このスタイルも実は西日本を中心にいろいろなお弁当があります。上の乗る鶏肉が、福岡や佐賀など北部九州では細かく刻まれているのに対し、大分以南の中・南九州では比較的大きめのまま乗せているところが多い。また、山口や島根では、鶏肉はそぼろになっているといいう特徴があります。

中央軒のかしわめし(鳥栖駅)
シュウマイ1個と香の物が付く
鳥栖駅・新鳥栖駅・久留米駅で発売

北九州駅弁当「小倉のかしわめし」
発売駅は小倉駅・門司駅・門司港駅・博多駅
全国の駅弁大会で出てくるのはこちらが多い

せとやま弁当の「かしわめし弁当」
西都城駅前の本店、支店、都城駅構内で販売

くぼたの「かしわめし」
山口県津和野駅で販売。「SLやまぐち号」の運行開始当初の写真が印刷されている

一文字家「出雲おくにのかしわめし」
歌舞伎発祥400年を記念して松江駅で販売

農水省/うちの郷土料理(かしわめし 福岡県)
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kashiwa_meshi_fukuoka.html


群馬の登利平「鳥めし弁当」も筆者のおすすめです!

「かしわめし」ではなく「とりめし」にジャンルを拡げると全国にはたくさんのとりめし弁当があります。関東地方にも、特に上州(群馬県)のみなさんに愛されているのが登利平の「鳥めし弁当」です。群馬の皆さんが何かのイベントでは必ず食されるというソウルフードです。あつあつのご飯の上に薄くスライスした鶏肉をのせ、秘伝のたれをまんべんなくまぶしましたお弁当です。
北関東にお越しの際には是非ご賞味ください!

登利平
https://www.torihei.co.jp/



いかがでしょうか? かしわ飯弁当 食べたくなりますよね?





掲載されたブログに関する皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。
こちらよりお寄せください。