文=山本寿美子(高26期) イラスト=つかる(高36期)

11月3日(日)八幡高校体育館で行われた創立百周年記念式典に、関東誠鏡会役員として参加した。関東誠鏡会を手伝い始めて14年ほど、当番期の頃からだと16年になる。この間、先輩や後輩との出会いで様々な方向に興味が広がっている。
式典では津村禮次郎さん(高12期)が記念講演をした。この方のおかげで、お能に興味がわき、国立能楽堂や銀座シックスの能楽堂にも足を運んだ。祝賀会では講談師の「田辺いちか」さん(高49期)が登場した。昨年、先輩から「八高卒の講談師を見つけた!」とメールが届き見に行った。講談を聞いたのは初めてだったが面白かった。料理研究家の村上祥子さん(高12期)の「生涯現役」という言葉に頷き、他にも様々な方と出会いいろんな話を聞いて興味が尽きない日々を過ごしている。

式典の話に戻ろう。祝賀の挨拶が始まるたびに起立し、着席をする現役生徒のきちんとした姿勢に感動し、放送部が作成したビデオに起こる笑い声に「なんてのびのびとしているのだろう」と温かな気持ちになった。八幡東区の人口減少で八幡高校を受験する生徒も減っている。様々な努力をしないと生き残れないという。卒業した母校あってこその同窓会だ。50年後100年後も祝賀会が開けますように。

式典の様子は
http://kanto-seikyokai.jp/?p=10295
祝賀会の様子は
http://kanto-seikyokai.jp/?p=10310

関東誠鏡会 事務局長 山本寿美子(高26期)