
百万都市といわれてきた北九州市ですが、昨年の国勢調査の速報値をもとに算出、北九州市の人口は初めて90万人を割りこんだことが発表されました。昨年10月1日時点の人口は90万4289人。その後の出生や死亡、転出入の届け出を踏まえて市が集計した「推計人口」は、今年4月1日時点で89万8668人、6月1日時点では89万9408人となりました。

北九州市は1963年の5市が合併し、「百万都市」として誕生。筆者も幼いころから「北九州市=百万人都市」というすりこみが強かったので、90万人も切ったのか~と、このニュースには少し寂しい気持ちになりました。わっしょい百万夏まつりではなくなってきましたね。
北九州市の人口は、昭和54年の約106万8千人をピークに減少が続いています。製造業を中心とした「ものづくりの街」として賑わっていましたが、産業構造の変化もあって2005年には100万人を切りました。将来推計人口は令和27年には77万1千人の予測です。市の高齢化率は31・7%、人口ピラミッドも顕著に高齢世代ばかりの構成になっていきます。

筆者は1980年代を高校生、大学生として過ごした世代ですが、今では還暦を過ぎ高齢者のゾーンに入ってしまいました。2045年の推定人口ピラミッドをみても高齢者ばかり。2045年には、また北九州市の総人口も100万人に戻っているかもしれないのですが、老年人口は40%近くになります。とにかく元気な高齢者でいなければなりません。
北九州市は明治の時代から工業都市として栄えた成熟した都市なので、流入人口の減少、高齢化と自然減による要因も多いと思われますが、若い世代の人たちの進学や就職で福岡市や東京圏への流出、また、家持ち世代の近隣圏への住宅地区の広がりもあるかと思います。若い世代の人たちが、働きたい、学びたい、住みたいと思う北九州の発展に期待します。

産業のポテンシャルは、環境ビジネス、エコビジネスに加え、TSMC関係企業の誘致、シリコンタウンとしての動きもあります。AIやDX産業用ロボットこれからの時代を見据えた動きもあります。いろんな意味で、北九州の”まち”の魅力を取り戻し、出て行った人たちが、「戻ろうかな?」「帰ろうかな?」と思ったときに、暖かく迎えてくれる場所づくりが大切なのかな?と思います。これからも地元で頑張っている人たちを応援していきたいと思います!
【参考URL】
・九州初の「百万都市」北九州市 発足以来初の人口90万人割れに https://www.youtube.com/watch?v=AIxYGNrgJ7Q
・福岡県の人口60年ぶりに減少「人口増加のメカニズム、終わりの始まりが見えた https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkb/2694641?display=1


